群馬大学医学部附属病院看護部ブログ

ぐんだいナースだより

いつも私達が思っていること感じでいること、
泣いたり笑ったり、喜んだり落ち込んだり・・・
私達ナースが少しでも身近に感じて貰えたらいいな!


2017年12月04日
トリアージ訓練  kango

12月3日土曜日に

大規模災害発生時の多数傷病者受け入れ訓練を行いました。

想定は、休日に渋川で朝8時に震度7の地震が発生し、

多数の傷病者を群馬大学医学部附属病院へ受け入れを行う訓練を行いましたhospital.gif

災害対策本部が立ち上げられ、統括を行います。病棟の空きベッドの状況や

各部門、検査部や薬剤部、放射線部などの状況を把握し

各エリアとも情報交換を行い、患者の受け入れ状況やなどを把握します。

 

 

 

約270 人もの医師や看護師、その他の

コメディカルスタッフ、事務職などが

参加して訓練を行いましたboy.gif

 

 

 

 

 

 

 

 

外来棟にトリアージエリアを設置したり

緑、黄、赤エリア、搬送班もそれぞれ、

物品の準備など行い、

各エリアで各自が行うことの

打合せを行います。

 

 

 

 

 

運ばれてきた傷病者をトリアージエリアで

状況に応じてトリアージを行います。

患者は模擬患者ですがケガのメイクをしたりして

シナリオも各自に与えられ演技も行います。

 

トリアージタグを取り付け、トリアージを行っていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

留学生も模擬患者役として参加し

英語で訴えかけてきます。

医師や看護師も英語で対応いたしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

事務の方もホワイトボードに

患者の状態やどこへ搬送したかなど

を記入したりして参加しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

搬送は、搬送班が状況に応じて各エリアへ

搬送します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

緑エリアでは、比較的軽症な

歩行できる人が案内されてきます。

傷を治療しているところです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黄エリアでは、歩行が出来ない、

中等症の傷病者が

車椅子やストレッチャーで搬送されてきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

赤エリアは、重症者な傷病者が運ばれてきます。

すぐに治療しないと命に関わるような傷病者なので

写真に写らないほどのスタッフに取り囲まれて

治療を行っています。

 

 

 

 

 

 

 

今回は、電子カルテが停止してしまったとの状況設定で訓練を行いました。

診察した状況を紙カルテに記載し、紙伝票で検査オーダーや薬剤の処方などの

訓練を行いました。

また、DMAT隊は、通常は災害地へ行ってしまっているので、

今回の訓練では、各エリアのリーダーはDMAT隊でない人が担当しました。

DMAT隊は、コントローラーとして、参加し問題がある場合は

次回の訓練に活かせるよう書き留めたりしていました。

 

今回のトリアージ訓練では、他の病院2施設のDMAT隊も見学に来ており、

これほどの、規模で大規模災害の訓練を行っている病院は

大学病院でも珍しいと、言っていました。

群馬大学医学部附属病院は、県内唯一の大学病院であり

また災害拠点病院でもあるため、関東甲信越で大規模災害が発生した場合は

多数の傷病者が、搬送されてくる可能性が高いため

日頃から、訓練を積み重ねて置くことは、重要だと感じましたminihiyo03.gif